隔壁
最近は村上龍の「限りなく透明に近いブルー」を読んだのだが、非常に抽象的、群像的それでいてわけがわからなくなることもなく非常に楽しめた。
今は、森博嗣の「すべてがFになる」を読んでいる。まだ80ページしか読んでないけど。現時点で受けている印象がある。
物足りない。前者が芥川賞受賞作品で後者がメフィスト賞受賞作品であると言えばこの物足りなさが分かってもらえるかもしれない。
群像やメタファー等の成分が足りないのだ。なんだろうこれは。
「すべてがFになる」。現時点でまったく面白くないw
最後まで読まずにとやかく言うのは如何なものかと思われるかもしれないが、所詮書き物なんて読まれないと価値はないし、読み手に読ませようとする物でなければならないのだ。これが持論。
舞城の「煙か土か食い物」なんかは非常に消化的作品で奥が浅いと思ったが、文体と場面の展開が面白く、その点で評価できる作品だったが森博嗣にそんなもの一切見受けられない、全くどうしてくれようか。
頭の中に読むのやーめたってメモリのあるメスシリンダーが入っていてその中にどんどん苛立ちと不満が詰められていく。
読むのやーめたってメモリまでメスシリンダーが一杯になり、森博嗣がエロ本と重ね積みされる日が近いかもしれないね。